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「見た目で年収は変わるのか?」

2023-01-10

本日は、「見た目で年収は変わるのか?」についてお伝えしていきます。


私は、国際線CAの経験があり、現在はマナースクールの代表をしております。これまでに数えきれないほどの方々を見てきましたので、10秒もあれば、見ただけでその方の性格、行動の様子など大まかなことがわかるようになりました。

まずは私の持論を展開する前に、立証されたデータについて書いていこうと思います。

ビューティ・プレミアム

(以下、PREDIDENT Onlineの記事から引用し、一部編集しております)

収入に影響を与えるのは決して学歴だけではない。技術力、発想力、リーダーシップ力など、持ち前のスキルによって自らの地位を引き上げ、より高い報酬を手にする人も少なくない。

その引き上げ要素のひとつに、「容姿・外見」も含まれると発表したのは、アメリカのテキサス大学オースティン校の教授、ダニエル・S・ハマーメッシュ氏(労働経済学)である。

教授は人の容姿を5段階に分けた(5が最高、3が平均)
7500人の調査をした結果、
見た目の印象が良い「5と4」の人は、
見た目の印象が平均より低い「2と1」の人に比べて、
生涯年収が、男性は17%上回っていた。女性は12%上回っていた。
顔、服装、髪型などの見た目が、より印象のいいほうが稼ぎはいい。これは「ビューティ・プレミアム」と呼ばれている。

17%というのは一体いくらなのかということですが、日本円に換算すると、生涯年収が4760万円高いということです。年収換算すると125万円。女性の12%は生涯年収2880万円にあたります。年収では75万円です。

見た目で年収が変わるのは不公平なのか?

ここから私の持論を展開していこうと思います。まず、ビューティ・プレミアムと呼ばれていることから、恐らく、イケメンや美女であることが条件だと思われるかもしれません。しかし、それは違います。

顔かたちについて云々言っているのではなく、
ここでは「印象」と捉えてください。
要するに、印象が良い人か、印象が悪い人かによって収入が変わるということを言っているのです。

印象の良い人の方が、生涯年収が高いということは、不公平なことでしょうか?私は、不公平でもなんでもなく、当然のことと考えています。
なぜなら、

印象の悪い人と一緒に仕事したいと思いますか?
印象の悪い人から商品を買いたいと思いますか?
印象の悪い人を人に紹介したいと思いますか?

答えはNOですよね。私たちは本能的に、印象の良い人と仕事したいし、印象の良い人から商品を買いたいし、印象の良い人なら人に紹介できると思っています。ですから、
印象の良い人の方が、印象の悪い人よりも生涯年収が高いという結果は当然のことと言えるのではないでしょうか。

二人の弁護士

以前、あるビジネススクールに通っていたとき、二人の弁護士さんがいらっしゃいました。二人とも東大卒。一人は50代のAさん。もう一人は30代のBさん。専門分野は異なりますが、この二人、とても対極的でした。

50代の弁護士Aさん。服装ヨレヨレ。髪もボサボサ。おまけにノートPCの画面がバリンバリンに割れていて、セロテープを貼っているのです。まるでスマホを落としてヒビが入ったかのようなひどい状態でした。私は、
「Aさん、これだと画面見づらいですよね。新しいの買ったらどうですか?」と思わず言ってしまいました。するとAさん、「この画面、5年前から割れてて、ずっと使っているから…」とのこと。長く使うのはいいことですが、5年間もヒビ割れた状態のものを使っていることに驚きました。さらにそのAさん、人の目を見て会話をしません。終始、猫背でキーボードをカタカタ打っており、ボソボソとした話し方で、コミュニケーションを取ろうという意思が感じられない。

30代の弁護士Bさん。清潔感があって、いつもスーツをパリッと着こなしています。爽やかな笑顔で、自分から挨拶します。積極的で、場の空気を明るくすることができる方です。きちんと目を見て話をしますし、ニコニコした笑顔が印象的です。

この二人の弁護士AさんとBさん。あなたが弁護士を頼むとしたら、どちらの弁護士さんに頼みますか?

実際、二人の年収に差はあったのでしょうか。
はい、もちろんかなりの大差がついていました。
服装ヨレヨレ、PCバリンバリンの印象が悪いAさんは、数百万円。反対に清潔感あり爽やか笑顔のBさんは、数千万の年収がありました。

同じ東大卒です。しかも50代のAさんの方が弁護士歴は長いです。しかし若手の爽やかBさんの方が圧倒的に売れっ子です。
弁護士の仕事って、複雑な問題を扱いますよね。多くは人に言えないような悩みを聞く仕事です。それこそが弁護士の仕事だというのに、人の顔も見て会話ができない、服装が不潔、ボロボロのPCの弁護士に一体誰がお願いしたいと思うでしょうか。

これが「印象」なのです。「印象が良い人」を無意識に選ぶのは私たち人間の本能なのです。印象によって収入に差がつくのは当然ですよね。

誰から商品やサービスを買うか?

いくら良い商品、サービスであったとしても、それを売る人の印象によって、その価値は伝わらないことが多くあります。

でっぷりとした人が、ダイエットトレーナーだったとしたら、その人からダイエットトレーニングを受けたいと思いますか?
お肌がボロボロのお姉さんから、高額な化粧品を買いたいと思いますか?

昔、異業種交流会に参加したとき、「恋愛コーチ」を名乗る男性と名刺交換をしました。「私は恋愛をサポートするのが使命です。いつでも恋愛の悩みをおっしゃってください」と。
その恋愛コーチを名乗る男性の印象は、
モサっとした雰囲気で、女性とはまるで縁がなさそうな暗い印象。服装も近所のコンビニに行くような感じで、髪もボサボサ。
私がコーチングしてあげましょうか?と言いたくなるほどでした(苦笑)
恋愛コーチと名乗る前に、美容院に行って髪を整え、女性から素敵!と思われる印象にしてきてください!

まずは自分自身が扱う商品、サービスに相応しい印象であるかどうか、客観的に判断しましょう。
この人から買っても絶対効果ないよね、と思われては元も子もありません。

あなたの印象、今一度見直してみませんか?

執筆者:香山万由理(かやままゆり)/ FCA代表理事・一般社団法人日本キャビンアテンダント協会理事

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