「人となり」はビジネスマナーに表れる
ビジネスで売上げをUPさせたい、自分の商品を買ってもらいたい、そう思って頑張っている方、とても多いですよね。
しかし、商売にもマナーがあることを意識している人は意外と少ない気がします。
今はネットでなんでも情報が拾える時代です。ですからSNS集客で、知名度を上げよう、商品を買ってもらおうと考えるのは当然の流れです。
もし、ビジネスで成功したい、特にSNSを使って商売したいと本気で考えているならば、最初にすべきことはマナーを身につけることです。
コンビニでペットボトルのお茶を買うとします。お茶も種類がたくさんありますが、あなたは何を買いますか?きっと、普段買っているお気に入りのメーカーのお茶、CMで見たことあるお茶を買うのではないでしょうか。
何もラベルが付いていない、どこのメーカーが出しているのかもわからないお茶を買いますか?
恐らく、買いませんよね?
ラベルが付いていて、CMで見たことあるようなお茶は、その商品が信頼され、品質保証されているものです。だから私たちは安心して買うことができます。
ラベルもない、全く知らない、聞いたこともないお茶は、怖くて買いません。つまり私たちは、お茶が飲みたいという欲求を満たすと同時に、安心も買っているのです。
商売とは信頼の上に成り立つもの
初めて会ったとき、相手の第一印象を誰でも判断します。第一印象は平均6秒で決まります。たった6秒で、どこを判断しているのかというと、
・挨拶
・態度
・表情
・身だしなみ
・言葉づかい
この5項目を数秒で見て、人は判断します。
胡散臭いな、押し付けがましいな、信用できないな、気が合いそうだな、話しやすそうだな…と、パッと見だけで判断します。
それが第一印象です。その人の生き方とか価値観は第一印象においては関係ありません。
そう、第一印象の段階では、
あなたはラベルの付いていない、得体の知れない飲み物と同じ状態なのです。
SNSの場合どうでしょう?直接会っていない人をフォローしたり、フォローされたり… 直接会っていなくとも、印象は伝わります。どこを見るのかというと、
・プロフィール
・写真
・これまでの投稿内容
・フォローする際のメッセージ内容
会ったこともないのに、いきなりご自身の商品を勧めてくる人がいらっしゃいますが、一体どこの誰が買うのでしょう?
人はモノ(商品)が単に欲しいのではありません。
「誰から買うか」が非常に重要です。先ほどのお茶のように、誰もが知るブランド力があって、著名人であるならば売れる可能性もあるかもしれませんが、どこの誰かもわからない人から急に商品を宣伝されても、不信感がより際立つだけです。
商売とは、「自分が信頼に足る人間であること」を先に感じてもらうことが必要です。そのためには、礼儀が必要です。一方的に何度もよくわからないメッセージを送ってきたり、求められてもいないのにご自身の商品を宣伝しまくったりするのは、礼儀に欠けた行動であり、成功とはほど遠いと認識した方がいいかもしれません。
リモートトラストの時代
一度も会ったことがない人とでも、リモートで会うだけで、ビジネスで信頼関係が築け、お互いビジネスができることをリモートトラストと言います。
2020年は新型コロナウィルス大流行により、一気にオンライン化が加速し、今まで以上にオンラインツールやSNSを使う機会が増えたはずです。
リモートワークが主流になりつつありますが、ビジネスの本質はリアルと何ら変わりはありません。ツールがオンラインに替わっただけの話であり、リアルで人間関係がきちんと構築できていた人は、オンラインでも信頼関係が築けるのです。
リアルで礼儀正しくできている人はオンラインでも礼儀正しい。
反対に、リアルでできていなかった人はオンラインでも苦労します。
では、これまでリアルでのマナーができていなかったという方はどうすればいいのでしょうか。
コミュニケーションが苦手、口下手、どう表現していいのかわからない…そんな方にとって、リモートの時代は実はチャンスです。
リアルで会う前に信頼関係を築いておくだけで、その後の流れが大きく変わります。リモート化された新時代においては、リアルで対面する前の段階が勝負です。ですから、オンライン第一印象を格上げしておくだけで、その時点で信頼関係の構築ができます。つまり、リアルで会ったときにはすでに信頼関係が出来上がっている状態ですので、その後のビジネスが非常にやりやすいのです。
信頼を勝ち取るファーストクラスセオリー
信頼を勝ち取るためには3つのステップがあります。
Step1:印象コントロール
プロフィール写真の選び方、プロフィール、投稿の内容、メッセージを見直す。ここで、不信感、不審者だと思われたら先に進めません。どう見られたいのかを真剣に意識することです。
Step2:第一印象の格上げ
第一印象5原則を徹底的にブラッシュアップします。5原則とは、
挨拶、態度、表情、身だしなみ、言葉遣い、です。初戦で合格しなければ2回戦には進めませんので、第一印象は非常に重要です。
Step3:聴き方と伝え方
ここで、信頼を得られるか最終ジャッジされます。聴き方にもコツがあります。また伝え方も、相手に安心してもらえるように伝えていくことが大切です。ビジネスだけでなくあらゆる場面で応用が利きます。
STEP1:印象コントロール
〈プロフィール写真〉
今はいくらでもいい写真が撮れます。顔が暗く写っている写真や、複数人数で写っていて誰が本人なのかわからない写真、表情がこわ張っているような写真は避けた方が無難です。この写真だけで瞬時に判断され、あなたの印象が決まるのです。
どう見られたいのかを明確にして、その理想に見合うようなプロフィール写真を載せられるようにしましょう。
〈プロフィール〉
ここもチェック項目です。数秒で離脱されるか、興味をもって見てもらうかが決まります。何も書いてない方も時々見かけますが、それでは興味を持たれないですし、単にめんどくさがりやなのかなという印象も受けます。
あくまでもビジネスは信頼関係の上に成り立ちます。目立とうとしてあまりに奇抜なことを書いていても、信用されないので、人間性が伝わるプロフィールが書けるといいですね。
〈投稿内容・メッセージ〉
これまでの投稿内容やメッセージからどんな人なのか垣間見ることができます。どんな世界観を持っていて、興味あることは何なのか。。。メッセージのやり取りから、対応力を見ることができます。備忘録として何でもかんでも書くのもいいですが、全て自分のイメージとして印象付けられると自覚しておいたほうがいいです。
STEP2:第一印象の格上げ
第一印象は平均6秒で決まります。たった6秒で私たちはどこを見ているのかというと、以下の5項目です。
①挨拶 ②態度 ③表情 ④身だしなみ ⑤言葉遣い
画面に写っているご自身の表情を意識しましょう。ブスッとした顔をしていたり、無反応な人が多いなと感じます。オンラインは誤魔化しが効きません。髪型、服装も気にかけていますか?お部屋は片付いていますか?カメラに映し出されたものは全てあなたの情報として相手に届いてしまいます。
STEP3:聴き方と伝え方
対面と違って、多少のタイムラグが生じるのがリモートの特徴です。複数人いるときはミュート機能を使う場合も多いからです。画面越しであっても、スピーカーが話しているときは、仏頂面で聞くのではなく、表情豊かに、相槌、頷きをしながら聴きましょう。これも聴き方のマナーです。テレビを見ている視聴者になってはいけません。
伝え方も重要です。ハキハキと簡潔に伝えましょう。対面時と違い、他人が話している間は長く感じるものです。日頃から1分で話をするトレーニングをしておくといいですね。
最後までお読みくださりありがとうございました。
執筆者:香山万由理(かやままゆり)/ FCA代表理事・一般社団法人日本キャビンアテンダント協会理事
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